株式会社ホーリーツリー代表
山中シゲノブです。
子供が挫折を味わったとき、なんとかトラウマにならないように心のケアができないかしら。
と、優しいママなら誰でも思うことです。
どんな言葉をかけてあげればいいだろう?
・自分なら・・・・
例えば、僕なら
マラソン大会で5位以内に入りたく1ヶ月練習した。でも、結果は10位。
ここで、
「来年もマラソン大会があるわよ、まだチャンスはあるんだよ!!」
とか
「以前が20位で今回10位だってことは、きみのコンディションは最高だったってことだよ。今回は5位に入れなかったけど、いいんだよ。何度も繰り返すうちに、きっとうまくなるから」
なんて、言葉は全くいらないわけなんです。
良かれと思う言葉かけも、全く心に響かないんです。
なんとか元気づけようと、失敗の利点を挙げたり、負けることがどんな意味を持つのかを説明したり、失敗から教訓を得ることを教えたり、もっと頑張ってうまくなれば失敗しない、という動機付けを試みたりすることが非常に多いです。
あれだけ練習したのに・・・
雨の日もなまけずに走ったのに・・・
運動靴がボロボロになるまで頑張ったのに・・・・
本人はこんな気持ちでイッパイなんです。
なので、
「この大会の為にたくさん練習したね、それをずっと見ていたよ。でも10位だったね。お疲れ様!」
という言葉が一番うれしいんですね。
それが、相手に共感するという行動なんです。
マラソン大会が10位だった結果は「相手の課題」
それは、どうにもできないことなんです。
まずは、相手の立場になり、どんな感情が生まれてきたかを感じる。
そして、自分なら・・・とイメージするんですね。
すると、一番欲しい言葉が必ず見つかるはずです。