子供は褒めると伸びる理由

株式会社ホーリーツリー代表
山中シゲノブです。

 

 

子供は褒めると伸びる
それは誰でも知っている

でも、なぜかそれが出来ないですと相談が多い。

 

これは物理学と心理学の違いでもあるんです。
例えばいくつかの要素から成り立つ車があったとします。

その中の一つの部品が故障したとしたらどうしますか?
物なので取り替えたり修理したりする。
これが物理学的発想です。

 

それがもし人だとしたら?

優しくて誠実で面倒見が良くてと、いくつかの要素から成り立つ素晴らしい人がいました。

しかし唯一〔退屈〕だという欠点があったとします。

物理学でいくと

〔あなたは何故そんなに退屈なの?〕

〔その退屈な性格どうにか治せないの?〕

と言われるということです。

さてその人はどう感じるでしょうか?

まずそんな事を言った人には心を閉ざし、本音なんか言えない関係となるでしょう。

 

心理学的発想でいくと、
その人には他に「素晴らしい要素」がいくつもあることに注目します。

 

 

 

ある時、次男が4桁のひっ算が出来ないと困っていた。

「なぜ、できないの?」
「どうして、わからないの?」

この対応では、余計に混乱をまねくだけ。
だって、分からない時点で混乱しているから。

2桁のひっ算をさせると簡単に出来る。
理屈はキチンと理解できている。

「すごな!」
「計算早すぎるって!!」

褒めて、褒めちぎる
3桁のひっ算もOK

そして問題の4桁のひっ算もなんなく出来るようになるんです。

理解できていることに気づかせてあげる。

それが「褒める」行為と掛け合わせると効果は絶大なんですね。