山中シゲノブです。
<徳の積み方>の話をしますね。
それは、、
・受け取る=徳が下がる
・与える=徳が積まれる
このバランスを
うまく調整ながら人生を歩いていくと良い、
って話なんですが、
ふと、タモリさんのこんなエピソードを思い出しました。
「あぁ、タモさんはなるべくして、やはりタモさんなんだ。」
それは、、
ある時、ナイナイの岡村さんが同級生と食事に行った際にタモさんと遭遇。
「そもそも、そのお店はタモさんに教えてもらった」
そんな岡村さんが、食事をして会計に進むと店員さんが、
「タモリさんからいただいています」
って。
お店を教えて:徳を積み
お支払いをして:徳を積み
タモリさんは、
もう何十年も自然と「徳を積む」ことが
当たり前になっているんだろうと感じるエピソード。
じゃ、なぜタモリさんは
自然とこんなことができるようになったのか?
「私もあなたの数多くの作品のひとつです」
天才バカボンで有名な赤塚不二夫さん。
これはタモリさんが赤塚不二夫さんの葬儀で読んだ弔辞の一文です。
この言葉の通り、タモリさんは、赤塚不二夫さんなくして語れません。
タモリさんと初めて出会った日にその才能に惚れ込み、
そのまま自宅に居候させた逸話はタモリファンなら誰もが知るエピソード。
当時、赤塚不二夫さんはは4LDKの高級マンションに住んでいましたが、
そこにタモリさんを住まわせ、自分は狭い事務所で生活しています。
しかも毎月小遣いを渡し、
愛車のベンツを自由に使わせるなど、その待遇は破格。
それに対し、タモリさんは
恐縮するどころか当たり前のように振る舞っていましたが、
赤塚さんはそんなタモリさんを「堂々と居候しているのがいい!」と褒め称えていました。
2人の関係について
赤塚不二夫さんとタモリさんはこんな言葉を口にしていました。
赤塚 「タモリと赤塚不二夫、彼と俺はね、
ただ、あるときに出会ったってことだけで、
それを自分で大事にしておけばいいだけなんだよ。
俺が面倒をみたとか、みられたとかっていうことは一切関係ないんですよ。
だから、勝手に生きてりゃいいし、こっちは勝手に死にゃあいいわけよ。
だけど、死んだときは来てくれよな」
タモリ 「あんたのとこの葬式もメチャクチャだろうからなぁ。
……楽しませてもらうよ」
「私もあなたの数多くの作品のひとつです」
タモさんの「徳の積み方」は
赤塚さんから自然に教えてもらったんでしょうね。
それをタモさんは、後輩に伝えていく。
芸能界の世界って
そんな「徳を積んでる人」しか長年在籍することができないような気がします。
人生は誰と過ごすか。
その選択で全ての世界は創造できる。
世界は2つあり1つ目の世界が理解できた時、
もう1つの世界がスタートする。