「大きな声を出せば面白いと思うのは勘違いだ」の本当の理由

株式会社ホーリーツリー代表
山中シゲノブです。

 

 

こちらの記事をこんな風に紹介してくださいました。

 

よく読ませて
頂いてますブロガーさん♡
山中シゲノブさんのブログに
私の大好きな
タモリさんのことが
書いてありました。

赤塚不二夫さんの葬儀で
弔辞を読まれたタモリさん。

最期に
赤塚不二夫さんに
こう仰いました。

僕も あなたの
作品のひとつです。

赤塚さんへの
敬意と 愛が
この一言に あふれていて
感動を 覚えた私。

タモリさんの言葉って
ちょっとした一言であっても
すごく深いんですよね。

私も
ある感情を 引きずらなくなって
とても とても
穏やかに
暮らせるようになりました。

引きずらない。

大切なことなんです。

忘れてあげる。

それも 深い優しさなのです。

やってあげたことは
忘れて
やってもらったことは
忘れない。

そんな人間でありたいな。
と 思いますね。

 

 

素晴らしい表現で紹介してくださった彼女にまずは感謝です。

僕がこの記事を書くきっかけは、タモリさんのことをよく知っているからです。

本当にありえないご縁で福岡から上京して芸能界に入り、そこからも素晴らしいご縁で今の景色を見ることができた人。

 

「私もあなたの数多くの作品のひとつです」
という白紙の弔辞を読み上げ、師・赤塚不二夫さんを送ったタモリさん。

この弔辞の背景には、数々の感動秘話がありました。

1972年から82年まで赤塚さんが週刊文春さんに連載した「ギャグゲリラ」の担当編集者が秘話を語ります。
週刊文春「ギャグゲリラ」傑作選 (文春文庫)赤塚不二夫トリビュート~四十一才の春だから~タモリ2
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昭和50年、山下洋輔さんらに見いだされ博多から上京してきたタモリさん。
その才能にほれ込んだ赤塚さんは、自らテレビに売り込みました。
意気投合した2人は、連日酒席でギャグにのめりこんでいたといいます。

(以下引用)
「赤塚先生は、毎晩、編集者たちを引き連れ、飲み歩いては、新宿の『アイラ』というバーでタモリと合流する。
キャバレーの噴水から、裸のタモリがイグアナの真似で出てきたり、新しい遊びを考えるのが日課でした」

そんなある晩、赤塚がタモリに絡み始めた。

「お前、売れ出したと思っていい気になるなよ」

タモリも色をなし、

「そんな言い方ないだろ、売れない漫画家に言われたくないよ」

とやり返す。

周りが必死に止めるが、手にした水割りをぶっかけ、ついには取っ組み合いに。
タモリを羽交い絞めにして鼻の穴に落花生を詰め込む赤塚。
すると今度はタモリがグリーンアスパラにマヨネーズをつけて赤塚の鼻に突っ込む……。

「ようやく我々も『あれ?おかしいな』と気づく。
要は、2人で綿密に仕組んだギャグだったわけです。
先生の持論は
『バカなことは本気でやらないとダメ』。
遊びの時に気を抜くと、
『ふざけるな!真面目にやれよ』
と叱られる(笑)」
(以上引用 週刊文春)

上京してまもないタモリさんに、赤塚さんは自分が住んでいた目白の高級マンションを明け渡し、自分は木造2階建ての仕事場で寝泊りしていたといいます。
その理由はというと…。

(以下引用)
「タモリは今まで会ったことのない、ものすごい才能だ。
ああいう都会的でしゃれたギャグをやる奴は、贅沢させないと。
貧しい下積みなんかさせちゃダメだ」
(以上引用 週刊文春)

その10年後。
仕事場を訪ねた担当者に、赤塚さんは1通の通帳を見せました。

(以下引用)
「『タモリがさあ、自分の会社の顧問になってくれって言うんだよ』。
そこには毎月30万円ほどの決まった額が振り込まれていました。
当時、先生は連載がひとつもなくなって、不遇の時期だったんです。
またタモリは
『先生、あのベンツ乗らないでしょ。1千万円で譲ってよ』
『キャンピングカー、500万で譲って』
と言っては、代金を払ったといいます。
先生のプライドを傷つけない気遣いなんです」

むろん赤塚もその思いを察していた。

「『タモリの会社なんてホントはあるのかどうかもわからないしさ、ああやって俺のこと助けてくれてるんだろうな』
と言っていました。
いい話だなと思って、通帳をよくみると、1銭も使っていない。
『そりゃそうだよ。芸人なんて2年で飽きられるだろ。そうなったらこの金で俺がタモリを喰わせてやるんだ』と。
赤塚先生が一枚上手だった」
(以上引用 週刊文春)

 

 

 

たけしさんも同じですが、僕が尊敬する人たちは「粋だなぁ」と心から感じる人生を歩まれています。

自分勝手でもなんでも好きにすればいい。

でも、やはり「人とのご縁」をどれだけ大切にできるかと、やはり「必要な人」と繋がる嗅覚を常に敏感にしていくべき。

 

 

 

すると、とてもとても素晴らしい人生観が生まれてくるわけです。

「コツはね、はりきらないこと」

 

「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」

 

「まあ、私も結構活躍してるみたいなんですけども、宇宙から見たらもうどうでもいいですね」

 

「人間って『自分がいかに下らない人間か』ということを思い知ることで、スーッと楽にもなれるんじゃないかな」

 

仕事も何でも「反省はしない」「反省ばかりしてるとバカバカしくてこれから先、やっていけない」「過去を振り返らない」

 

「前を向いて歩いてたって、つまんないよ。後ろを振り返ったほうが『あれが楽しかった』って楽しいよ。」

 

「今はね、友達を作ろう作ろうって言い過ぎるよ。友達なんかいなくていいんだよ」

 

「日常で一番重要なことを伝えるには低いトーンで小さな声でしゃべる方が伝わる。そうすると相手の注意力が増してくる。大きな声を出せば面白いと思うのは勘違いだ」

 

「料理はリラックスして食べるものだから。緊張させるラーメン屋のオヤジとか、緊張させる頑固な寿司屋のオヤジとか、ああいうの大嫌いなんだよ」

 

 

「本物の成功者」って、こんな景色を見てこんな風に感じるんだと再確認。

すると、「本当の成功」とは何なのかもまた再確認できるわけです。

やはり、流れるまま、、、ありのまま、自然に素直に、、です。

そして、演じずに、、、ですね^^

ぜひ、ご参考にしてください。