吉野家に激震!牛丼店「松屋」などを運営する松屋フーズの株価が高騰している理由

株式会社ホーリーツリー代表
山中シゲノブです。

 

 

ビジネスって「お金儲け」で考えるとすごくつまらなく。

「面白い!」と感じるところがないと成長しないと僕は定義しています。

うまくいくのも

うまくいかないのも

やはり「理由」をきちんと把握していることが大切なわけです。

 

 

 

そして、「理由」をうまく活用することができればたくさんいる同業者の中から頭1つ2つ飛び越えていくことができるわけです。

これは個人でスモールビジネスをしている方も同じ考えを持つといいです。

今は月収3000円しかなくても、ビジネスとして意識することさえできればあなたのしているスモールビジネスは確実に成長してくはずです。

 

 

牛丼チェーン「松屋」などを運営する松屋フーズですが、この1年で株価が5~6割も上昇しているそうです。吉野家やすき家といったライバル店と熾烈な競争を繰り広げていると伝えられる中、なぜ松屋だけがこれほど大きく伸びているのでしょう。その答えは「豚肉」にあるようです。

 

 

ここで、「理由」を理解していくと面白いです。

まずは

・牛丼の近年の仕入原価は安定しないという特徴

だということ。

農畜産業振興機構の調査によると、米国産ショートプレートの卸売価格は02年まで長らく、1キログラム当たり概ね300円台で推移していましたが、その後はBSE問題により急騰し、04年は1,300円を超えました。

ということは、「牛丼」をメインに販売していると「安定性」がどうしても不確定になることが予想できるはずです。

 

 

 

では「安定性」のある食材は何があるのか?

その理由が松屋フーズの株価が急騰している理由にもなるわけです。

松屋フーズの株価は、昨年3月は概ね2,800円台で推移していましたが、9月頃から上昇局面に入り、今年3月に入ってからは4,300円以上をつけています。1年で5~6割程度上昇しています。

 

 

 

 

 

松屋フーズはとんかつ店「松乃家」を運営しており、近年、出店を加速させています。そして松乃家のとんかつは低価格であることが特徴です。

そして一番大きなポイントは

この10年の豚肉の輸入価格は安定

しているということです。

 

 

牛丼店市場は飽和状態にあります。近年の松屋の店舗数は概ね900~1,000店、吉野家は1,100~1,200店、すき家は1,900~2,000店の間で横ばいで推移しています。今後においても大きな成長は見込めないでしょう。一方、とんかつ店市場はまだまだ成長の余地があるといえます。低価格のとんかつ店で他に勢いがあるのは「かつや」ぐらいでしょう。他は「とんかつ和幸」や「とんかつ浜勝」が有名ですが、それでも規模は十分に大きいとはいえません。

そのため、松乃家が今後さらに成長する余地は十分あるといえます。

 

 

 

スモールビジネスにおいても昨今は簡単に起業ができ、同業者が増え続けているのが現状です。

そんな時に必要なのは冷静な「分析力」です。

スキルや技術にお金をかけることでは実はなかったわけです。

 

 

僕もマーケティングを意識することで驚くほど収入は倍増しました。

誰かと同じことをしているのではなく

その先にある先見の明

こそがビジネスの明暗を決するポイントになるのだと僕は感じています。

ぜひ、ご参考にしてくださいね。