「お金が減る思考」から卒業できるたった1つのコツ

株式会社ホーリーツリー代表
山中シゲノブです。

 

 

「お金」がない人は「奪おう」と無意識にしてしまいます。

それは「知識」であり「ノウハウ」であり、その人の「時間」でもあります。

 

「お金」がある人は「価値」を常に計測します。

それは「知識」「ノウハウ」の価値を理解して金額を支払うことができ、「時間」こそ「お金」でが購入することができない「存在」なのだと気がつくのです。

 

 

 

上記の2つのパターンは実際にお金が「ある」「ない」ではありません。

つまり、

紙幣を多く持っている

というイメージではないことに気がつきましょう。

考え方、思考、、、なのです。

思考の中のあるイメージが「お金」が「ある」か「ない」か、、、なのです。

 

 

 

「お金を使うのが怖い」

そんな思考になってしまう特徴をまずは理解していくといいかもしれません。

まずは「お金使えない症候群」かをチェックしてみましょう。

・買い物をする時、機能や自分の好みより「価格が安い」ことを優先させる
・「割引が始まるまで」「ポイントの取得率が上がるまで」と考えすぎ、買い物のタイミングを逃す
・暖房・冷房費や食費等を極端に切り詰める(健康状態よりも出費を抑えることを優先させる)
・趣味や娯楽の選択についても「お金がかからないこと」を優先させる
・飲み会・プレゼント、土産、冠婚葬祭費等の交際費がかかることを嫌う
・月の貯蓄額は設定していないか、設定貯蓄額よりも多く貯蓄に回している
・「◯◯のために使う」という目的のある貯蓄が無い(将来のためにといった漠然とした貯蓄である)
・試供品の大量取得等、モラルやマナーよりも「節約」を優先させたことがある
・買ったものを家で確認したとき「買ってしまった」という罪悪感がある

 

 

上記の中でチェックするものが5つ以上あれば『お金使えない症候群』となります。

「節約をするのはいいことだ」と認識しやすい傾向になっています。しかし、それは勘違いで「お金が減るのが怖い」だけなのだと理解するべきです。

 

 

■なぜ、お金が減るのが怖いのか?

1 )過去の生活・家庭環境
幼少期等に「欲しいものが買ってもらえない」「自分の好みが否定される」という経験が多かった場合、そのような「抑圧」は大人に成長してからも心理的影響を与えます。 自分の欲しいものに散財する傾向として現れることもありますが、「欲しいものを買うのは良くないことなのだ」という認知の歪みが生まれ、「出費に対する恐怖感」として残ることも多いのです。

 

2 )将来に対する漠然とした不安
『お金使えない症候群』の人は、一見すると将来に対して計画的であるように思えますね。 ところが実際には過剰な節約に走る人ほど、マネープランやライフプランを専門家等に相談し、計画している人は少ない傾向にあります。 人間は現実的な対処を行わない(直接的接触をしない)ものに対し、実際よりも大きな不安を抱えがちです。 そのため「今後いくらが有れば大丈夫なのか?」という実質的な計画を立てられず、「とにかくお金があれば良いのだろう」「あればあるほど良い」という単純な行動へと走ってしまうのです。
3 )「何もない自分」への不満
『お金使えない症候群』の人の多くは、学歴・職業・恋愛・現在の状況等、自分に対する何らかの不満を抱えています。 また節約志向が若い頃からあった人の場合、「仕事以外に打ち込む趣味」や「交友関係」が無く、生活の中での喜び(ハリ)が少ない状態です。 これらの「理想的では無い自分」「楽しみの無い自分」への不満を払拭してくれるのが「貯蓄額」ということになります。自分を認め、ゆるすことは心理学では「自己承認(自己承認欲求)」と呼ばれていますが、節約症候群の人の場合、自分を認められる(許せる)点が「お金を貯めている」だけということも多いのです。「お金を使うのが怖い…」より

 

 

 

「お金が減るのが怖い」という思考があるといくら「紙幣」があっても使うことはできません。

つまり、「お金を出す」ことブレーキがかかってしまうのです。

これは僕の体験でもあり、以前に僕より年収がかなり上の方たちと食事をした時に、「お会計」を僕が支払ったことがありました。

確か「5万円」ほどでした。

それでもすごく驚かれたことが印象的。

また、僕より年収のある方がパソコンの値段を聞いて「高くて買えない!」と言われたことも印象的。

 

「価値」を「お金」に換算することができないといつまでたっても「お金が減る思考」からは卒業することはできません。

まずは目の前の「出来事」を「お金に換算したらいくらになるか?」をワークとしてやってみるのもいいかもしれません。

ぜひ、ご参考にしてください。